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[ファーストステップ1] 仮想通貨 ATOMを知ろう!

2023年5月22日

§1 はじめに

紘美さん、私も仮想通貨で資産運用したいです❗️

投資するならどの通貨がいいですか❓

佳織
佳織
紘美
紘美

仮想通貨初心者ならビットコインやイーサリアムよりも「ATOM」がおすすめかな❗️

「ATOM」ですか❗️

どうしてATOMがいいんですか❓

佳織
佳織
紘美
紘美

ATOMはこれから成長していく仮想通貨第三世代✨

配当利率も年利20%と高く、運用コストも数円未満と低いからおすすめなんだ✨

配当利率と運用コストが低いのは、資産運用の運用条件いいですね✨

佳織
佳織
紘美
紘美

そう❗️

また、これから成長していく理由を説明していくね✨

お願いします❗️

佳織
佳織

概要

 この記事では、仮想通貨第三世代のATOMについて解説をしていきます。

ATOMがなぜこれから成長していくのか、また注目されている通貨なのかを導入企業や実証実験の事例などもご紹介していきます。

ぜひ、この解説記事を読んで、仮想通貨での資産運用デビューをしてみてください。

この記事・シリーズは、こんな方におすすめです。

・ このシリーズを読んだ方がいい方

 この記事は、こんな方におすすめです

  • 仮想通貨で資産運用をしたい方
  • 仮想通貨で高利率運用をしたい方
  • 仮想通貨の資産運用全体を知りたい方
  • 運用の銘柄選びに迷っている方
  • 配当金を狙っていきたい方


・ このシリーズを読むと得られるもの

 上記に当てはまる方は、このシリーズを読むことで以下の5つを確実に得られます。

  • 仮想通貨の運用の仕方がわかります。
  • 高利率の資産運用ができるようになります。
  • 誤送付・誤操作などでの資産消失のリスクを回避できます。
  • 手数料を格段に安くして運用することができます。
  • 仮想資産運用をスムーズに始められる。


前回の記事



§2 ATOMについて

ATOMの概要

ATOMの時価総額は23位


 ATOMは、Cosmosと呼ばれるブロックチェーンの通貨です。

ATOMの時価総額は4200億円(31億ドル)、仮想通貨業界23位。

時価総額が高い銘柄は市場価値が高いと見なされ、注目されている証拠として捉えられます。

逆に、時価総額が低い銘柄は、値動きが激しく取引できる取引所も少ないため、市場価値も低くなります。

時価総額の基準点は主に3つ。

  • 大型仮想通貨
     時価総額が100億ドルを超えている通貨で流動性が高く、多くの人が購入・売却しても価格に大きな影響はありません。
     
  • 中型仮想通貨
     時価総額が10億ドルから100億ドルの間に位置し、一般に潜在的な価格上昇が見込める可能性があり通貨であり、同時にリスクもあると考えられます。
     
  • 小型仮想通貨
     時価総額が10億ドル未満で、市場センチメントに基づく劇的な変動の影響を最も受けやすいハイリスク・ハイリターンの通貨
     

 ATOMは、これの中型暗号資産です。

ATOMは、2020年3月13日の通貨価格122円から、着実に成長してきました。

当時の時価総額は1640億円。

そこから、2023年5月現在では4347億円に成長し、通貨価格は1491円まで上昇しました。

この後の「ATOMの将来性」についてお話しする事例では、今後もさらにATOMが成長することがお分かりいただけると思います。

そんなATOMですが、まずテクニカル分析と呼ばれる伝統的な分析で今後の価格推移を見ていきましょう。

テクニカル分析では10年後は30倍

 Price Predictionによると、ATOMの10年後までの通貨価格の推移を以下の表のようにまとめています。

 2023年の通貨平均価格が$13.84(1799円)に対し、2032年の通貨平均価格は$407.16(52,930円)と29.4倍になると予想しています。

この予想は、Cosmosの過去の価格データに深い人工知能を利用したテクニカル分析を適用することにより、将来のATOM価格を予想したものです。

これはあくまで予想ですが、あとでご紹介する実証実験や大手有名企業のCosmos導入の動きを見ますと、予想通りに価格が上がる可能性を感じざるをえません。

次は、ATOMは安全な通貨なのかという点を見ていきましょう。

ホワイトリストに登録されている

 ホワイトリストとは、金融庁に承認された仮想通貨交換業者(取引所)が仮想通貨の審査を行い、その審査をもとに日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)が通貨の承認・登録をしているリストのことです。

このリストに登録をされている仮想通貨は、国基準の審査を経ているために、海外取引所や分散型取引所で扱われている他の暗号資産と比べて安全性や信頼性が高いとされています。

このリストに登録されている通貨は、言い換えれば、仮想通貨初心者が保有するのに適している通貨と言えます。

ATOMは、このホワイトリストに承認・登録されています。

(実際のホワイトリストはこちら)

ホワイトリストの意義としては、仮想通貨には匿名性が高いものや技術公開がされていないようなものがあります。

そのようなリスクの高い仮想通貨は、金融庁によって利用者向けに国内取引所で扱うべきではないと判断されます。

リスト掲載の判断基準は、以下の3点。

  • 暗号資産の仕組みや用途、流通状況
     
  • テロ資金やマネーロンダリング等に利用されるリスク
     
  • 暗号資産取り扱いによって生じるリスク

これらのことに問題がないことを確認した上で、仮想通貨はホワイトリストに登録されます。

よって、ホワイトリストの通貨は、金融庁によってある程度リスク管理がなされていて、他の暗号資産と比べると安全性と信頼性が担保されていることになります。

逆に、ホワイトリストに入っていない仮想通貨は、海外取引所のみで扱われている仮想通貨ということです。

これらは、金融庁による審査を経ていない仮想通貨であるため、安全性や信頼性は担保されていません。

それらには、今日のニュースのような詐欺や極端な価格の乱高下、中には無価値のものも存在しています。

もちろん、ホワイトリストに入っていない通貨でも、中には将来性のあるものもありますが、それは専門家以外には見分けるのは困難です。

そのため、ホワイトリストに入っていない仮想通貨に関しては、信頼性が全く担保されていないことから、仮想通貨初心者は手を出すのはやめておきましょう。

繰り返しになりますが、ATOMはこのホワイトリストに登録されているので、他の暗号資産と比べると安全性と信頼性が担保されていることになります。

ATOMの特徴

ブロックチェーンのインターネット

 ATOMの最大の特徴は、互換性のないブロックチェーン同士をCosmosを介して繋ぐことができるということ。

ATOMはCosmosブロックチェーンの通貨だと先ほどお話ししました。

そのCosmosブロックチェーンが仮想通貨と仮想通貨をつなぐ架け橋、いわば「ブロックチェーンのインターネット」として機能することにあります。

普通、ビットコインやイーサリアムなどは異なるブロックチェーンのため、直接仮想通貨を交換したり処理を実行することができません。

異なるブロックチェーンで直接仮想通貨を交換・処理を実行することをアトミックスワップといい、今まで技術的な課題を克服することができず実現が困難でした。

そのアトミックスワップを、Cosmosを仲介することによって実現可能になったのです。

これは、Cosmosの「IBC」という通信規格に対応させることで異なるブロックチェーン同士の仮想通貨を送受信を可能にできます。

今までは「IBC」のように、異なるブロックチェーンを仲介者(取引所)なしで通貨を交換できるものはありませんでした。

IBC規格の開発は、ブロックチェーン業界の常識が変わるすごいことなのです。

後に紹介する「導入企業の事例」は、このIBCを利用することによって実現ができる新規サービスです。

まさにCosmosがあってのサービスたちになるのです。

スケーラビリティーが高い

 スケーラビリティー(適応性)とは、仮想通貨を利用する人数・回数に応じて、システムもそれに合わせて拡張・収縮できる適応性のことです。

このスケーラビリティーが低いと、利用する人数・回数が多くなるに従って、利用手数料(ガス代)の高騰・処理速度低下や処理詰まりによる停止が起こります。

最近は、ビットコインやイーサリアムは利用増加により、利用手数料(ガス代)の高騰・処理速度低下や処理詰まりによる停止が目立つようになってきました。

しかしCosmosは、異なるブロックチェーン同士をIBCで接続することによって、相互にシステム運用することが可能(インターオペラビリティ)です。

これにより、システムへの負荷をお互いが持ち合うことによって負担が軽減され、高い適応性を得ることが可能になりました。

このことにより、ビットコインやイーサリアムのように一つのブロックチェーンだけでの稼働・負荷を負うことにならないため、システムへの一極集中化を防ぐことができます。

また、Cosmosは、IBCに対応したブロックチェーンが増え接続されるたびにスケーラビリティーが向上し、負荷がさらに分配・軽減される特徴を持っています。

スケーラビリティの比較データとしては、わかりやすく以下にまとめました。

  • ビットコインの処理完了速度は平均45分、処理手数料は245円
     
  • イーサリアムの処理完了速度は平均4分、処理手数料は一番安い期間でも58円
     
  • ATOMの処理完了速度は平均1〜3秒、処理手数料は1円未満

以上の点から、ATOMはイーサリアムの立ち位置になると期待されていて「イーサリアムキラー」とも呼ばれていました。

ですが最近は、競争ではなく共生するとの視野も高まりつつあります。

イーサリアムや他の競争関係にあるブロックチェーンの欠点を補うことで、相互に価値と可能性を高めていこうという動きになりつつあります。

ブロックチェーンを簡単に作成・使用できる

 Cosmosは、「Cosmos SDK」と呼ばれるブロックチェーン開発ツールを一般無料公開しています。

このツールを使えば、開発者はゼロからブロックチェーンを作成でき、作成されたブロックチェーンはCosmos上で相互運用できます。

これは、個人や企業がCosmosブロックチェーンを利用したサービスや仮想通貨を開発することができるということです。

開発されたシステムが稼働開始をした場合は、セキュリティー面や運用面も同時にCosmosで相互運用することになります。

これは、Cosmosがより利用される場面が増えていった場合、Cosmosの価値が上がり、より多くの方に利用されることにつながります。

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§3 ATOMの将来性

ATOMの価値はどうなるか

ATOMの価値が上がるには、Cosmosを利用したアプリケーションやサービスが増えるかどうかにかかっています。

現在Cosmosの開発者は、588名とブロックチェーン業界で第3位、アプリケーション数は277個以上。

開発者の数が多いチェーンは、ブロックチェーン経済圏内での開発と関わりが健全な状態にあることを示します。

また、Cosmosプロジェクトに参加する開発者・サービス・投資家が増加し続けることが重要です。

この市場拡大による通貨供給不足が通貨価値を引き上げます。

以下に、実際にCosmosを利用したサービスと導入企業の事例を紹介します。

Cosmos(ATOM)の活用例

・トヨタ自動車、自動車ID活用し中古車の流通を追跡

Datachainとトヨタファイナンシャルサービスは3月16日、ブロックチェーンを活用した車両の「価値証明」と「所有権移転」に関する実証実験を行ったことを発表した。

両社は、2019年4月に設立されたトヨタグループ横断のバーチャル組織「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」における取り組みの1つとして、自動車ID活用した中古車販売の流通におけるデータ連携の有用性を検証した。

実証においては、ブロックチェーン技術にEthereumを採用し、サイドチェーン上でアプリケーションを構築することでスケーラビリティと改ざん耐性の両立を実現する。

サイドチェーンには、Cosmos(コスモス)を基盤とするTendermint(テンダーミント)をベースにDatachainが開発したブロックチェーン「Hypermint」を使用。

車両の所有権を代替不可トークン(Non-Fungible Token、 略称:NFT)を用いて表現するとした。

トヨタ、自動車ID活用し中古車の流通を追跡

この事例では、ブロックチェーン技術としてはイーサリアムを使用しています。

しかし、イーサリアムはスケーラビリティ問題(利用者増大による手数料高騰と処理速度の遅延)を抱えています。

この取り組みが実際に導入され広く普及していった先に、快適に機能することが難しいことが想定されます。

その問題を解決するために、Cosmosブロックチェーン基盤のアプリを導入することで、スケーラビリティー問題を解決するということです。

これは、Cosmosの特徴であるIBCのインターオペラビリティが鍵を握っています。

今開発しているシステムをイーサリアムだけで作ってしまったら、イーサリアムのみでの稼働になり、イーサリアムが負荷に耐えられません。

そこに、CosmosのIBCを導入しインターオペラビリティを実現することで、イーサリアムとCosmosとで負担を分け合う両輪稼働が実現します。

これにより、イーサリアムの長所を生かしつつCosmosで欠点を補完することができるのです。

イーサリアムの必要性では、NFTはイーサリアムブロックチェーン上で管理されるデータです。

NFTでデータを保存するためにイーサリアムは外せない仕組みとして機能しています。

・米最大手仮想通貨投資企業 グレースケールの投資信託に採用

米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールは6日、「Digital Large Cap Fund」にアバランチ(AVAX)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)を新たに組み入れたことを発表した。

Digital Large Cap Fundとは、グレースケールが提供する時価総額上位の銘柄で組成される投資信託。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)は以前より入っており、昨年10月にはソラナ(SOL)とユニスワップ(UNI)が新たに加わった。

運用資産総額は執筆時約560億円に相当する。

アバランチ(AVAX)やコスモス(ATOM)、グレースケールのバスケット型投資信託に採用

Cosmosの通貨は、ATOMだと以前お伝えしましたが、ATOMはアメリカの投資信託にもポートフォリオに組み入られています。

投資信託といえば、投資のプロが投資家の資金を代わりに運用するという仕組みですね。

積み立てNisa・一般Nisaなど活用されている方には、ほぼ全ての方が投資信託へ投資をしていることでしょう。

アメリカでは、この投資信託の中に仮想通貨というものも存在するのです。

また、投資信託は利回り(運用実績)がよくなければ、自然と投資家の資金引き上げが起こって潰れてしまいます(期限前償還)

その「うまくいっている投資信託」「人気のある投資信託」を見分ける基準として、純資産30億円以上という基準がありますが...

ATOMが組み入れられている投資信託は、560億円と基準を大きく上回り、安心できる純資産額になっています。

アメリカでは、それなりに人気のある投資信託だということがわかりますね。

・JCB、デジタル通貨を交換するためのブロックチェーン間をつなぐ基盤を実証実験

クレジットカード大手のJCBが実施するのは、デジタル通貨を仲介者を置かずに交換するための実証実験。

個々のデジタル通貨が採用しているブロックチェーン基盤を結ぶハブとなる基盤を用意し、相互運用性(インターオペラビリティ)について検証する。

各ブロックチェーンとハブ基盤との通信には、標準仕様「IBC(Inter-Blockchain Communication)」を使う。

またブロックチェーンをまたいだ複数の取引(クロスチェーン取引)の同時実行には「Cross Framework 」を使う。

IBCやCross Frameworkは、Interchain FoundationとCosmosプロジェクトが策定している。

JCB、デジタル通貨を交換するためのブロックチェーン間をつなぐ基盤を実証実験

CosmosのIBCを使った実証実験です。

現在、デジタル通貨(仮想通貨)の交換では仮想通貨取引所を仲介して行われていることに対して、仮想通貨取引所を介さずに通貨を交換できる仕組みを開発していく動きです。

実現する使い方にはデジタル通貨としか記載はありませんが、近いうちにJCBより仮想通貨やデジタル通貨での商用化発表があるかもしれませんね。


・三菱UFJ信託銀行 国内ステーブルコインの滑らかな相互移転・交換の実現に向け技術提携

本取り組みでは、三菱 UFJ 信託銀行が主導するステーブルコイン発行・管理基盤「Progmat Coin(プログマコイン)」を用いて発行される様々なステーブルコインや、ソラミツが開発に貢献しているオープンソース・ブロックチェーン基盤 Hyperledger Iroha を用いて地方銀行等が検討を進める地域デジタル通貨等を想定して実証を行います。

なお、異なるブロックチェーン間の相互接続には、Datachain が開発を推進する YUI、IBC(*1)及び LCP 等を用いる予定です。

*1 IBC:Inter-blockchain communicationの略称。Interchain FoundationおよびCosmosプロジェクトによって策定が進んでいる、ブロックチェーン同士の相互運用性を担保するための仕様標準。

国内で発行予定の多種多様なステーブルコインの滑らかな相互移転・交換の実現に向けた技術提携について

三菱UFJ信託銀行が開発する仮想通貨の一種ステーブルコイン「Progmat Coin」の実用化についての実証実験です。

こちらもCosmos の IBCを使用した仮想通貨(デジタル通貨)の商用利用を目的としたものです。

IBCを利用するときは、その手数料として必ずATOMの支払いが発生します。

Cosmosブロックチェーンを利用する機会が増えることによって通貨の需要が高まり、通貨供給不足になることが想定されます。

その際に、通貨の価格が上昇していくことが考えられます。

大手銀行であるUFJ銀行の導入は、Cosmos普及にとってはとても大きなポイントとなるでしょう。

・2023/06/05
「三菱UFJ信託銀行ら3社、ステーブルコインのクロスチェーン基盤構築へ」
https://coinpost.jp/?p=465269

"日本国内で法定通貨を裏付けとするステーブルコインを発行可能とする改正資金決済法が施行され...三菱UFJ信託銀行株式会社は2日、株式会社DatachainおよびTOKI FZCOと提携して、ステーブルコインのクロスチェーンインフラを構築していくと発表した。

ブロックチェーンごとに流動性プールを設置し、Datachainの提供するクロスチェーンブリッジのソリューション「LCP」と異なるブロックチェーン間のトークンを送信するための通信規格「IBC」を用いて、ブロックチェーン間を接続する。"



・カンボジア王国、大阪府、福島県で実用化が進む

株式会社Datachainとソラミツ株式会社は、ソラミツが日本発で当初提供したブロックチェーンHyperledger Iroha(以下、Iroha)において、IBC(*1)を用いたインターオペラビリティの実証に成功しました。

ソラミツが開発をリードするIrohaは、次のような国内外のデジタル通貨プロジェクトにおいて、既に実用化が進んでいます。

  • カンボジア王国のCBDC(中央銀行デジタル通貨)「Bakong/バコン」
  • 福島県会津大学のデジタル地域通貨「Byacco/白虎」
  • 福島県磐梯町のデジタル商品券「磐梯町デジタルとくとく商品券」
  • 大阪府豊能町スマートシティのデジタル商品券「とよのんプレミアム付きデジタル商品券」

    *1 IBC:Inter-blockchain communicationの略称。Interchain FoundationおよびCosmosプロジェクトによって策定が進んでいる、ブロックチェーン同士の相互運用性を担保するための仕様標準。
Datachainとソラミツ、異なるデジタル通貨間の同時交換を見据え、複数のHyperledger Iroha同士のインターオペラビリティに成功

 Cosmosの IBCを利用した実証実験です。

この実証実験成功により、カンボジア王国の国としてのデジタル通貨の開発、福島県の地域デジタル通貨・デジタル商品券、大阪府のデジタル商品券と実用の範囲が広がってきています。

最新技術を実用化へ落とし込むときは、まずはそのシステムの実際の運用データを取るために、小さなプロジェクトで行うことが多いです。

その小さなプロジェクトとして、日本では地域デジタル通貨や地域のデジタル商品券として実用化します。

この実用化プロジェクトがうまく行った際は、今度はさらに広範囲で大きなプロジェクトに移行していくことになります。

段階を踏んで普及・導入されていく現段階では、大きなポイントになることでしょう。

・NTTデータ ブロックチェーン間のインターオペラビリティ実現に向け

NTTデータは、IBC(Inter-Blockchain Communication、以下IBC)による取引を仲介する第三者に依存しないRelay方式を用いた、複数の異なるブロックチェーン間における価値移転の自動化に関する実証実験を実施しました。

今回の実証実験では、Hyperledger Fabricで構築された「貿易プラットフォーム」と、Cosmos(Tendermint)で構築(*3)された「決済プラットフォーム」を用意し、下図のように、「貿易プラットフォーム上の貿易文書の移転」と「決済プラットフォーム上の資金の移転」のDvP決済を行いました。

Datachain、NTTデータとブロックチェーン間のインターオペラビリティ実現に向け技術連携

 貿易業界にもCosmosブロックチェーンの活用は広がっています。

誰もが知っているNTTデータが貿易業界での貿易取引の要として、Cosmosブロックチェーンで構築した貿易システムを構築し、改ざんできない貿易文章と品物、そして資金の同時交換を可能しするために実証実験を行なっています。

貿易は各国をつなぐインフラであり、その実用化後の活用需要はとてつもなく大きいものになります。

実際に実用化された時には、ATOMの価値は跳ね上がり、そしてCosmosは唯一無二の国際社会の要の主座になることでしょう。

また、以下の企業でも実証実験が進んでいます。

引用だけ添付しますので、目を通してみてください。

・LINE、CBDC(中央銀行デジタル通貨)向けのブロックチェーンをリリース

チャットアプリ大手LINEの子会社のLINE Plusが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行するためのソリューションとなるブロックチェーン「LINE Financial Blockchain」を発表した。

このブロックチェーンは、大量の決済を処理するための高速性とスケーラビリティや、決済情報の機密性を備えており、またカスタム設定により、それぞれの国や地域のシステムや金融規制の要件に簡単に準拠できるようになっている。

LINEのブロックチェーンは、互換性を持ったブロックチェーンを構築するためのオープンソースフレームワーク「Cosmos SDK(Software Development Kit)」を用いて構築されている。

LINE子会社、CBDC(中央銀行デジタル通貨)向けのブロックチェーンをリリース


説明同上にて省略...

・韓国メガバンク ハナ銀行「今月末のCBDC試験システムの構築」

ハナ銀行が今月末までに「中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)」の試験システムを構築する。

14日、ハナ銀行は浦航空科大学(ポステック)クリプトブロックチェーン研究センターと一緒にCBDC技術検証を遂行中だとこう明らかにした。

ハナ銀行によると、今回の技術検証は異種ブロックチェーンをつなぐ別名「Inter-blockchain」プロジェクトであるCosmosプラットフォームを通じて進行中だ。

하나은행 "이달 말 CBDC 시범 시스템 구축"


説明同上にて省略...

大手企業の導入実験が続くCosmos(ATOM)

 上記の事例のように、国や大手企業の導入実験が立て続けに発表されています。

これは、Cosmos(ATOM)がこれから広く普及していく可能性を感じずには入られません。

実用例としては、CosmosのIBCを活用しているということがポイントになってきますが、IBCを利用するためには必ず手数料が発生します。

その手数料を支払う通貨として、Cosmosの通貨であるATOMを保有することが外せません。

また、IBCでデジタル通貨(仮想通貨)とデジタル通貨(仮想通貨)を交換する際も、いったんATOMに変換して交換する通貨へ変換します。

要は、ATOMは国や大手企業に必ず保有され利用されます。

仮想通貨は、必要とされればされるほどその価値は上がります。

ATOMは今、真価を発揮する前夜であることでしょう。

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§4 ATOMの資産運用の仕方

 ATOMは、仮想通貨の第3世代であることから、保有・預け入れすることでステーキング(配当金)を得られ、運用コストも低いのが大きな特徴です。

ビットコインやイーサリアムは、主な利益がキャピタルゲイン(値上がり売買益)なのに対し、ATOMはキャピタルゲイン(値上がり売買益)とインカムゲイン(ステーキング報酬=配当金)を同時に得ることができます。

その違いを見ていきましょう。

他の通貨との運用方法の違い

 ここでは、みなさんがよく知っている仮想通貨「ビットコイン」「イーサリアム」と運用の違いをまとめておきます。

(※スマホは、画面を横にすると見やすいよ😊)

仮想通貨 銘柄Bitcoin(ビットコイン)Ethereum(イーサリアム)ATOM(アトム)
通貨世代第一世代第二世代第三世代
主な役割国際デジタル通貨イーサリアムブロックチェーンを利用したアプリケーションの共通通貨第1〜3世代のさまざまなブロックチェーンを繋げるインターネットの共通通貨
収益の上げ方キャピタルゲインのみ(値上がり売買益)キャピタルゲイン(値上がり売買益)
+
インカムゲイン(配当金=ステーキング報酬)
キャピタルゲイン(値上がり売買益)
+
インカムゲイン(配当金=ステーキング報酬)
配当利率(年利)-4〜6%19〜22%
手数料高いやや高い安い
運用難易度

・ビットコインでの運用の違い

初めに、仮想通貨 第一世代の「ビットコインの運用方法」について触れていきます。

「ビットコイン」は、お金として存在している分、証券などの配当金などはなく、通貨の値動きによる売買益で利益を上げるのが主流です。

ビットコインでの値上がり益は、ビットコインが数年ごとに迎えるの半減期を狙って投資をしていきます。

この半減期を知らず購入のタイミングを誤ると資産の目減りが発生するため、少なくとも半減期前の1年前に投資、その後3年の間で売却する見通しが必要です。

そのほかに、仮想通貨取引所にビットコインを貸し出して利子を稼ぐ「レンディング」という方法もあります。

レンディングは、年利は5%。

今日のように取引所を狙うハッキングや破綻・倒産する取引所が多いため、レンディングはオススメはできない運用と言えます。

また、レンディングを受け付けている取引所は年々少なくなり、空き枠も無くなってきています。

レンディングでの運用が年々厳しく・空き枠の競争も激しくなってきていますので、レンディングメインで稼ぐことは現実的ではありません。

運用コストに関しては、プライベートウォレットへ移す手数料は仮想通貨の中では一番高く、入出金などの処理時間も遅いのが現状です。

ウォレット管理での運用の場合、まとまった枚数の一括入出金でなければで、高い手数料がかさんでいきます。

実際の手数料は以下に引用します。

Google検索より引用

この記事を執筆している2023年5月現在では、BTCは367万円。

手数料にすると、1,468〜3,672円かかることになります。

もし、あなたが少額積立投資を行っていくのであれば、必然的に仮想通貨取引所内での保管・管理になります。

よって、プライベートウォレットでの管理・運用をする場合は、絶対避けるべき通貨になります。



・イーサリアムでの運用の違い

 次は、仮想通貨 第二世代「イーサリアムの運用方法」について触れていきます。

イーサリアムは、値動きの売買益に加え、2023年にステーキング報酬(=配当金)も稼げるようになりました。

配当利率は年利4〜6%になっていて、他の通貨の利率よりか低い利率になっています。

また、最近のNFTブームなどの取引量増加により手続処理時間遅延や取引手数料(ガス代)が高騰しています。

手数料に関して、以下に引用します。

Google検索より引用

最近では、手数料(ガス代)は3,000〜30,000円になっています。

配当利率が低いため、少額積立投資ではなくまとまった資本が集まってからの一括投資をお勧めします。

少額積立投資の場合は、そのほとんどが取引手数料に消えることになることを知っておかなければいけません。

また本来イーサリアムは、低利率の配当金 + 割高な取引手数料の関係で、個人投資家の資産運用として利用されることは少ないのが現状です。

主な通貨の利用先は、Web3.0アプリの利用やNFTなどの購入・保管目的で利用されることが多いことから、コンテンツへの支払い通貨としての特徴が強い傾向があります。

また、稼いだ配当金を受け取ることや再投資すること、送金・出金するにも取引手数料がかかるため、長期積立投資に関してもおすすめはできません。


・ATOMでの運用の違い

 最後に、仮想通貨 第三世代の「ATOMの運用方法」について触れていきます。

ATOMは、値動きの売買益に加え、ステーキング報酬(=配当金)も狙うことができます。

ステーキング報酬の年利は19〜22%。

取引手数料は、ビットコインやイーサリアムと比べて数円未満のため、低コストで少額積立投資をすることができます。

手数料(ガス代)は、以下に引用します。

プライベートウォレット「keplr」より引用

手数料は、処理速度優先度によって変わりますが、2〜8円だということがわかります。

資金が少ない資産形成期の個人投資家・初心者投資家向けの通貨と言えます。

運用コストの低さは、安心して配当金の受け取りや再投資、送金・出金することにもつながります。

資産形成期後は、多くの投資家は資産を取り崩さない程度に引き出し・出金すると思います。

その時の運用コストは、直接手元に残る資産の量が多いことを意味します。

これらの特徴から、ATOMの保有投資家は資産運用目的の保有が多く、その多くがステーキング報酬(=配当金)を目的とした長期投資家です。

そのため、ATOMは投機よりも長期運用の方が収益率が高いため、結果トレーダーが少なく比較的安定した値動きになっています。

以上のことから、私はATOMで長期資産運用を行なっていますし、初心者投資家には自信を持っておすすめできる通貨だと感じています。

国内取引所上場からの推移

次は、ATOMが上場してからの推移を見ていきます。

GMOコインチャートより

ATOMは比較的最近の新興通貨の一つです。

 ATOMは2021年7月14日にGMOコインに上場してから、海外のコロナ景気回復・上昇とともに価格は上昇。

2021年1月7日、1235円から5057円に到達。

しかしその後、ウクライナ危機が勃発。

ウクライナ危機やコロナ回復後の世界情勢により世界規模のインフレに。

インフレの発生により引き起こる金利引き上げを懸念して、世界経済は冷え込み始め、それと共に仮想通貨全体の価格も下落。

これにより、仮想通貨業界は、「冬の時代」へと突入していきます。

なかでも、仮想通貨業界は、アメリカ投資家の占有率が高く、アメリカ景気に左右されます。

アメリカの急激な物価上昇によるインフレは、仮想通貨業界には大打撃でした。

その後、米連邦準備理事会(FRB)が段階的な米国金利引き上げの発表するもアメリカ経済は硬調に推移。

2022年11月11日に仮想通貨取引所 FTXの破綻、民事再生法申請により仮想資産業界で最大規模となる破綻事件となり、緩やかに回復していた仮想通貨業界に激震をもたらします。

2022年12月14日には、2022年最後のFRB金融政策発表。

2023年には金利引き下げが視野に入ってくるという市場の見通しが予想され、2024年には「仮想通貨冬の時代」を抜けることが示唆されはじめました。

そんな中、FTXの破綻の原因が資産の杜撰な管理や同時に引き起こったハッキング被害などにより、法規制・法整備の必要性・課題解決の声が高まってきました。

それにより2023年は「仮想通貨の法規制・法整備の年」として、日本を含めたG7を始め、世界各国で仮想通貨への法規制・法整備が検討されるようになってきました。

現在、仮想通貨業界はこの法規制・法整備、そしてアメリカの「仮想通貨は証券なのか?それともコモディティなのか?」の解釈を主題とした訴訟問題にて世界中の注目を集める転換期へと差し掛かっています。

そして、「仮想通貨 冬の時代」の終盤のこの時期に、いかに仮想通貨が存在する「Web3」「ブロックチェーン」という、時代を代表するイノベーションを生かす法律が整備されるのかが、今後の1番のポイントになっていきます。

ズバリ、今は買い時か?

 ズバリ、ATOMは今「買い時」です。

仮想通貨業界の今後の発展の基盤が出来上がるこの年、ATOMの通貨価格は2023年5月現在底値であることが予想できます。

根強く底値をキープしながら、徐々に行われる法整備・規制・解釈の明確化が行われる中、前項でお伝えした水面下で行われる大手企業や自治体での実証実験・商用化プロジェクト。

また、それに合わせてATOMのブロックチェーンであるCosmosも日々アップデートが行われ進化しています。

仮想通貨は、この激動期でありながらも着々と大空へ羽ばたくための準備をしています。

また、普及と共に世代が変わりつつあるビットコインとイーサリアム。

利用者の増加や利用回数の増加により、誕生当初から心配されてきたスケーラビリティの問題が顕著に現れるようになってきました。

初めは、ATOMを含めたイーサリアムキラーに、仮想通貨業界の主座の交代を噂されてきました。

しかし、今では競争ではなく共存という道を見出しつつある中、その中でもATOMは一層活躍する場所を着実に増やしてきています。

もし、あなたが今日明日だけのわずかな利益を狙うデイトレーダーや投機家ではなく、3-5年以上の視野を見据えて「値上がり益」や「ステーキング報酬(=配当金)」を手にする長期投資家であるのなら...

ATOMに未来に向けて、少額からでの投資を始めてもいいのではないでしょうか?

私は、この記事で執筆した数々の理由から、ATOMのことを解説してきました。

もし、この記事でATOMの可能性を少しでも感じたのなら、私と一緒にぜひ、ATOMの長期投資家になりましょう。

紘美
紘美

どうだったかな❓

ATOMがどうしてビットコインやイーサリアムよりも初心者投資家向けだったかわかったかい?

わかりました❗️ すごく勉強になりました‼️

ATOMってすごいですね‼️

私も早速ATOMを購入してみたいと思います‼️

佳織
佳織
紘美
紘美

じゃあ、私が実践している資産運用の仕方の全てを順番に伝授してあげるよ❗️

これは、とてもシンプルな運用方法だから、きっと香織さんにもできるよ✨

ぜひ、次の記事も読んで、あなたの目的に合った「仮想通貨での資産運用」をつかみ取ってくださいね✨

はい‼️

ありがとうございます✨

佳織
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§5 まとめ

 

  • ATOM概要
    ①ATOMは仮想通貨23位、時価総額4200億円の中型仮想通貨
     
    ②テクニカル分析では、10年後には通貨価格は約30倍
     
    ③ホワイトリストに登録されていて、金融庁とJVCEAから安全性と信頼性が担保されている。
     
  • ATOMの特徴
    ①ブロックチェーンのインターネット
     
    ②スケーラビリティーが高い
     - IBC
     -インターオペラビリティ
     
    ③ブロックチェーンを簡単に作成・使用できる
     
  • ATOMの将来性
    ①開発者は588名で、業界第3位
     -アプリケーションは、277個以上
     
    ②ATOMの活用例
     -トヨタ自動車
     -グレースケール 投資信託組み入れ
     -JCB デジタル通貨交換
     -三菱UFJ信託銀行 国内ステーブルコイン
     - カンボジア王国 中央銀行デジタル通貨
     -福島県会津大学 デジタル地域通貨
     -福島県磐梯町 デジタル商品券
     -大阪府豊能町 デジタル商品券
     
  • 運用方法の違い
    ①ATOM
     -値上がり益、ステーキング報酬(配当金)も狙える
     -ステーキングの年利 19〜22%
     -取引手数料は数円未満
     -保有者層は長期投資家が多い
     
    ②国内取引所上場からの推移
     -1235円から5057円に到達
     -FRBの米金利引き上げにて下落
     -ウクライナ危機により「仮想通貨 冬の時代」へ突入
     -FTXの破綻受け、仮想通貨業界激震
     -2023年 法規制・法整備、解釈の明確化の転換期へ突入
     
    ③ズバリ、今は買い時か?
     -2023年 5月現在は底値であると予想
     -今が買い時

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[次回] 「ファーストステップ2 ATOMの買い方・準備の仕方」

 次回の記事では、ATOMの買い方・準備の仕方を実際に説明していきます。

資産運用での、初めのステップとなるため、是非しっかり読んで賢く資産運用をしていきましょう!

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Hiromi | Fireを求める人の案内人

・長期投資を行う個人投資者 ・仮想通貨歴 1年半(2023年6月時点) ・仮想通貨運用額120万円(2023年5月現在) ・「仮想通貨での資産運用の仕方」について執筆 ・Coast Fire(生活費を資産運用で賄い、好きな仕事を続けるスタイル)実現に向けて資産形成中。

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