はじめに
紘美さん、Astarのウォレットはどうやって作るんですか?
Astarは、まずはメインネットのPolkadotウォレットを作ると作れるんだよ✨
Astarなのに、Polkadotのウォレットを作るんですね⁉️
そう❗️
Astarは、Polkadotにくっついたブロックチェーンで動いている。
だから、Polkadotのウォレットを作れば自動的にAstarのウォレットも作成されるんだよ✨
へぇ〜、それは知らなかった...
他のブロックチェーンと違い、それぞれでいろいろな特徴があるんですね...
そうなんだよ✨
ここでウォレットを作ったら、あとはウォレットに送金でステーキング(配当金)受け取りの準備は完了だよ✨
もう少しですね❗️
紘美さん、よろしくお願いします‼️
概要
この記事では、Astarウォレットの作り方をお伝えしています。
ウォレットを作ることでAstarの自己管理が可能になり、ステーキング運用(配当金受け取り)ができるようになります。
ウォレットを知らない方は、仮想通貨取引所で通貨を保有している方も多いと思います。
でも実は、仮想通貨取引所で円や通貨持っていることは、自分のお財布で管理をしていないということを知っていましたか?
取引所で管理していることは悪いことではないのですが、取引所の倒産で資産が回収できなくなってしまったり、ハッキングによって資産が盗まれてしまったりなどのリスクがあります。
そして、Astarはウォレットで管理すると、高利率の配当金報酬が受け取れる資産運用ができるようになりますよ。
Astarは、仮想通貨取引所に預けておくだけでは、配当金の資産運用はできません。
ここの違いを把握しておかないと、年利10%ほどもらえるのに配当金なしの値上がり益のみの運用しているなんてことも起こってきます。
しっかりと理解して賢く資産運用をしていきましょう。
それでは、仮想資産運用の始め方シリーズ 「Astarウォレットの作り方」をみて、実際にウォレットを作っていきましょう。
この記事・シリーズは、こんな方におすすめです。
・ このシリーズを読んだ方がいい方
この記事は、こんな方におすすめです
- 仮想通貨での資産運用の仕方がわからない方
- 仮想通貨で高利率配当を受け取りたい方
- 仮想通貨の資産運用全体を知りたい方
- 運用の銘柄選びに迷っている方
- 配当金を狙っていきたい方
・ このシリーズを読むと得られるもの
上記に当てはまる方は、このシリーズを読むことで以下の5つを確実に得られます。
- 仮想通貨の運用の仕方がわかります。
- 高利率の資産運用ができるようになります。
- 誤送付・誤操作などでの資産消失のリスクを回避できます。
- 手数料を格段に安くして運用することができます。
- 仮想資産運用をスムーズに始められる。
前回の記事
§1 なぜウォレットを作るのか?
まず初めに、なぜブロックチェーンウォレットを作る必要があるのか?
仮想通貨取引所に預けたままでもいいのでは?と思われると思いますが、ブロックチェーンウォレットで資産を管理することで得られるメリット、そして回避できるリスクを知っておかなければいけません。
それでは順番に見ていきましょう。
配当報酬ありの資産運用ができる
仮想通貨資産運用の資産運用としては、「ステーキング」と「キャピタルゲイン」です。
2023年4月現在、仮想通貨取引所上でのAstar資産運用はキャピタルゲイン(値上がり売買)以外にありません。
配当金を受け取る「ステーキング」ができないのです。
そのため、配当金も受け取って安定的に収入を獲得していくには、必然的に自分のウォレットにAstarを送金し、自分で「ステーキング」を行わなければいけません。
つまり、取引所に預けているだけではAstarの資産運用は値上がりの売買しかできないのです。
ウォレットを作成すれば、「ステーキング(配当金)」を受け取りながら、値上がり売買益も受け取ることができます。
この違いから、ウォレットを作る必要性がお分かりいただけたと思います。
では、そのステーキング運用の内容を詳しく見ていきましょう。
ステーキングの運用詳細
では実際に、ステーキングをするとどの程度の配当利益が見込めるのでしょうか?
ステーキングでの資産運用内容を見ていきましょう。
2023年4月現在、Astarのステーキング年利は10.9%になっています。
10.9%というと、もし仮に100万円投資したのであれば、年間で10万9000円の利益が出ていることになります。
取引所で運用していた場合、この10万9000円の利益はないわけです。
この数字で、5年間運用した際の利益をまとめておくと...
[Astarを100,000枚保有 Astar 10円/枚]
100万円投資して、そこから放置した場合
・1年目 資産額 110.9万円
年間配当利益 +10万9000円
・2年目 資産額 123万円
年間配当利益 +12万1000円
・3年目 資産額 136万円
年間配当利益 +13万4000円
・4年目 資産額 150万円
年間配当利益 +14万9000円
・5年目 資産額 166万円
年間配当利益 +16万4000円
5年間累計配当利益は、「67万7000円」
ステーキングの方が、+67万7000円得しています。
さらに、ここに値上がり売買益が入ってくるでしょう。
初めの5年間だけみても、これだけの差があります。
これが長期投資だと2周目、3周目と周を重ねていくので、長期で見ればものすごく大きな差が生まれるのは想像ができますね。
このように資産運用を賢く行っていくためにも、自分のウォレットで管理・運用することのメリットをお分かりいただけたのではないでしょうか?
次は、資産を守るメリットについて触れていきましょう。
取引所がハッキングされた際のリスク回避
過去に取引所を狙ったハッキングにより仮想資産が盗まれてしまったというニュースを見かけます。
有名な取引所では、2018年1月26日の取引所「Coincheck」のハッキング事件や2022年10月7日の取引所「Binance」のハッキング事件がありました。
取引所は決してセキュリティが脆弱というわけではなく、むしろ強固です。
ですが、ハッカーは大規模な組織集団とも言われており、そのような集団が同じ労力をかけるなら個人と取引所どちらを狙うかと考えると、当然多くの資金が集まっている取引所を狙いあの手この手と仕掛けてくるでしょう。
そういった取引所というリスクが集まりやすい場所から、個人で所有するブロックチェーンウォレットのリスク数が少ない場所へ移動させ・管理することでリスク回避ができます。
また、個人のブロックチェーンウォレットは秘密鍵がついています。
この秘密鍵となる十数個のワードを他の人に教えることや漏洩がないようにして、セキュリティ管理もしっかりしていれば資産を守ることができます。
秘密鍵は、PC内でのデジタルデータとして管理することもできますが、よりセキュリティーを強固にするのならPC保管を避け、秘密鍵を紙に印刷して管理することをおすすめします。
私にとって、いくらセキュリティーが万全なPCでもPC内で秘密鍵を管理しているのは、玄関内に金庫の鍵をかけて保管しているのと同じだと感じます。
なので、秘密鍵は必ず紙で印刷したもので管理し、必要になったら手打ちで入力していきましょう。
取引所が倒産した場合の回収不能リスクの回避
最近あったニュースでは、仮想通貨取引所 「FTXの破産」です。
FTXは、大元の会社であることからそのグループ会社など130社を含めての大規模な破産申請を行いました。
暗号通貨交換業大手のFTXトレーディングは2022年11月11日、同社のほか、信用不安の引き金となった投資会社アラメダ・リサーチや米国法人など約130のグループ会社が日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した
「仮想通貨交換大手FTXが破産法申請」(記事 レター文 1文目)
取引所が破産するパターンは、主に3つです。
①仮想通貨がハッキングなどによって破壊・暴落させられた場合
②取引所がハッキングを受け資産流出してしまった場合
③運営状態・資産管理の杜撰さが原因、または露呈した場合
FTXに関しては、③の「運営状態・資産管理の杜撰さ」が破産の原因でした。(参考記事「再び激震が走る暗号資産(仮想通貨)市場:大手取引所FTXの破綻懸念」)
これにより他の取引所では、運用資金と顧客資産とは別で管理をしているなどを発表など、信用を得るための対応を実施することになりました。
このように取引所が破産してしまうと、取引所に預けた暗号資産の凍結だけでなく、預けていた円すらも出金不能になってしまいます。
また、破産してしまった後での資産の回収は困難を極め、最悪の場合資産を失うこともあります。
こうしたリスクも十分にあるわけですが、個人のブロックチェーンウォレットだとこのようなことはありません。
仮にあなたが取引として使っていた取引所が破産してしまっても、あなたのウォレットにある資産は無事です。
そして、取引所も国内外たくさんあるので、あなたが利用していた取引所が倒産しても他の取引所を使うなど仮想通貨を円に替える手段は複数個あります。
このFTXの倒産で資産の出金・回収ができなくなったことで、個人のブロックチェーンウォレットで資産を管理する重要性が明らかになりました。
そのことをハードウェア版のブロックチェーンウォレットを販売する会社Ledger CEOは、ニュース記事で
LedgerのCEOのパスカル・ゴティエ
「破綻寸前の暗号資産取引所FTX、その危機の裏側と業界への余波」(記事下部から1文目)
「セルフカストディ(暗号資産を購入後、自分でウォレットなどを用意して保管すること)にしない限り、自分の暗号資産を自分で保有していることにはならないのです」
といっており、
今回またもや危機が起きたことで、資産を取引所に預けておくべきではないことが明らかになった
「破綻寸前の暗号資産取引所FTX、その危機の裏側と業界への余波」(記事下部から2文目)
と指摘しています。
FTX以外でも、2022年7月29日 仮想通貨取引所「Zipmexの破産」や2017年12月19日 仮想通貨取引所「ユービットの破産」などがあり、これらのリスクを考えると、取引所管理が私がオススメしない点が十分理解していただけたのではないでしょうか?
このことを踏まえ、ではどうやってブロックチェーンウォレットを作るの?という方へ向けて、「ウォレットの作り方」をお伝えしていきます。
それでは早速みていきましょう。
§2 Astarウォレットの作り方
ウォレットの作製・管理は、ブロックチェーンウォレットのブラウザアプリ「Polkadot{.js}」を使って行います。
polkadot.jsについて軽く触れていきましょう。
ウォレットアプリ「 Polkadot.js」について
Polkadot.jsは、「Polkadot」「Astar」「kusama」などの複数のブロックチェーンウォレットを作成できるPolkadot公式ウォレットアプリです。
セキュリティーは、ウォレット作製時に表示される数十個のワードからなる秘密鍵で厳重に管理されています。
なので、第三者があなたの財布の中身を触るためには、"あなたのPC"でログインパスワードを入力して突破して、さらにアプリのパスワードを突破しかありません。
その他に、他の端末や外部からPolkadot.jsを使ってあなたの財布を触るためには、数十個のワードからなる秘密鍵を入力に加え、アカウントパスワードを入力するしかありません。
数十個のワードは、英語のワードからなり判別が極めて困難なワードの配列です。
この厳重なセキュリティーがあるウォレットアプリで資産を管理することが、上記に挙げたリスクを回避できるのです。
また利用者も50万人以上(2023年4月時点)と多く、Polkadotブロックチェーン公認のウォレットアプリとしても承認されています。
Polkadot.jsのことがわかったところで、では実際にPolkadot.jsを使ってAstarブロックチェーンウォレットを作っていきましょう。
Polkadot.jsでAstarウォレットを作成しよう
まずは、PCのChromeブラウザにアプリをインストールしていきましょう。
※Polkadot.jsは、PCのChromeでしか使用できません。
Polkadot.js公式サイトより、PCブラウザのChromeへインストールしていきましょう。
こちらにChromeでアクセスすると、以下の画面が表示されます。
①をクリックして、Chromeにインストールをします。
インストールが完了すると、Chrome右上の拡張機能一覧に追加されます。
ここですぐウォレットを開きやすいようにピン留めをしておきましょう。
まず②クリックして、③でピン留めします。
すると、Chrome右上の④に、Polkadot.jsのアイコンが表示されます。
アイコンの表示を確認できたら、アイコンをクリックしてウォレットを作成していきます。
④をクリックすると以下のポップアップ画面が表示されます。
表示されたら、⑤「Create your first account(アカウントを作る)」をタップします。
その次に表示される画面で、12単語のあなたの秘密鍵が作成されます。
この秘密鍵を必ず「Copy to clipboard」をタップして紙に印刷をし、絶対に無くさないように厳重に保管しておきましょう。この秘密鍵を紛失するとウォレットが開けなくなります。
また、あなた以外の人に秘密鍵を教えることもしていけません。
この鍵はいわば金庫の鍵ですので、注意してくださいね。
秘密鍵を紙に印刷して金庫などに入れたら、「i have saved my mnemonic seed safely」というチェックボックスにチェックを入れます。
そして、⑥「Next Step」をクリックしましょう。
そうしたら、以下の画面になるので、「ウォレットの名前」「ウォレットのパスワード」「パスワード確認」を入力して⑦をクリックしましょう。
そうしたら、Polkadotのウォレットが作成されます。
同時にAstarのウォレットも作成されているので、確認していきましょう。
以下の画面で、⑧をクリックします。
⑧をクリックすると、以下の画面のようにメニューバーが表示されるので、⑨の部分を「Astar Network」に変えます。
すると、ウォレットが切り替わり「Astar Network」のウォレットが作成されたことを確認できました。
ここまでで、Astarウォレットの作成はできました。
ですが、資産額や資産の取引履歴などの閲覧・管理ができないため、管理用のアプリも一緒に設定していきましょう。
§3 資産管理アプリ 「Nova」で資産管理の準備をしよう
Nova Walletは、1万人以上で利用されているPolkadotブロックチェーン公認スマホアプリです。
こちらのアプリをスマホにインストールすることで、Astarの取引履歴が簡単に一覧として見ることができます。
取引履歴を見れるということは、資産管理の帳簿を作成しているのと一緒なので、税金処理などに必ず必要な履歴になります。
しっかりとここで設定して、いつでも確認できるようにしておきましょう
「Nova」にウォレットを読み込ませよう
それでは、早速以下のリンクからNovaをインストールしていきましょう。
iOS版のダウンロードで説明しますと、まず以下の画面の①の部分をタップして、インストールをしていきます。
インストールできたら、②の「開く」をタップしてアプリを開いていきます。
アプリを開くと以下の画面になるので、③をタップして先ほど作ったAstar Walletを読み込んでいきます。
③「Already have a Wallet(すでにウォレットを持っている)」をタップ後に、④で「Mnemonic phrase(秘密鍵)」を選択します。
すると、以下の画面のように秘密鍵を入力する画面が出てくるので、「秘密鍵」を入力。
このアプリ上でのウォレットの名前も入力して、⑤をタップしていきましょう。
⑤をタップすると、暗証番号の設定画面になるので、設定していきましょう。
暗証番号の設定が完了すると、次は暗証番号の確認画面になるので確認を済ませましょう。
確認が完了すると、次はFace IDの設定の確認も表示されます。
こちらも⑥「OK」を選択して設定を済ませましょう。
これで以下の画面になれば、資産管理用のアプリにウォレットを読み込むことができました。
このホーム画面で、Astarを含めたPolkadot系列の資産の取引履歴や資産額を個別で見ることができます。
最後に、資産額表記が米ドル表記になっているので、日本円表記にしていきましょう。
「Nova」の資産表記を円表記にしよう
ここからは、「Total Balance(=あなたの現在の銘柄保有資産額)」を米ドル表記から円表記への変更していきましょう。
ホーム画面①の歯車マークをタップして設定画面を開き、②「Currency」をタップしていきましょう。
設定画面を開くと、「通貨」がUSD表記設定になっているので、⑦「JPY」をタップ。
ここでホーム画面に戻ると、「Total Balance(=あなたの現在の銘柄保有資産額)」が「¥」に変わり円表記になっているのが確認できますね。
これで、Astarウォレットの作成と設定が全て完了しました。
お疲れ様です✨
Astarを作るのにはそのメインネットのPolkadotのウォレットを作らないといけなかったんですね❗️
そうだよ✨
これで、Polkadot系列の通貨ウォレットは同時に複数作成されたことになるね✨
Polkadot系列の通貨で資産運用したい時はいつでも始められるってことですね❓
そういうこと✨
次は、早速作ったウォレットに取引所からお金を移していくよ✨
その送金を済ませたら、いよいよステーキングですね❓
そう❗️
送金ができないと資産運用もできないからしっかりマスターしていこう❗️
はい❗️
まだASTRを購入していない方は、以下の記事にて購入の仕方を紹介しています。
是非、ASTRを購入して高利率の資産運用を始めましょう✨
§4 Astarウォレット作成のまとめ
- なぜウォレットを作るのか?
① 作成しないとステーキング(配当金)を受け取れないため
- ステーキング利率は2023年4月では10.9%
- 100万円投資したら5年後には+65万円の利益に!
② ハッキングによる盗難回避
- ウォレットは、取引所よりもハッキングリスクが少ない
③ 取引所倒産による資産消失回避
- 取引所管理ではなく、自分で管理することで資産消失リスクを避ける - Astarウォレットの作り方
① Polkadot.jsをインストール
② アカウント作成
③ Astar Networkウォレットもあるか確認
- 資産管理アプリ「Nova」の準備
①Novaをスマホにインストール
②NovaにPolkadotウォレットを読み込ませる
③米ドル表記を円表記に変更
[ステップ2] Astarをウォレットへ送金するやり方
ここまでで、「仮想通貨 Astarの購入」「Astarウォレットの作成」ができました。
次のステップでは、購入したAstarを高利率で資産運用をし、インカムゲインを得ていくためにウォレットに資産を移していきます。
資産運用もあなたのお財布に入っているお金でなければ運用できません。
その移し仕方をお伝えしていきます。